前立腺疾患

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しばざき泌尿器クリニック
〒142-0062
東京都品川区小山6-4-14
メディケア西小山3階
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ご質問等、お気軽にご相談下さい。

前立腺疾患

前立腺について

前立腺は、男性だけにある生殖器の一つで、前立腺液(精液の一部)を分泌するなど男性の生殖機能をサポートする役割があります。
前立腺は膀胱のすぐ下にあり、膀胱の出口で尿道を取り囲んでいます。また前立腺の一部は直腸と接しているため、直腸の壁越しに前立腺を触れること(直腸診)が可能です。

前立腺肥大症について

前立腺肥大症は、加齢とともに前立腺(尿道を取り囲む領域)が肥大し、尿道を圧迫することで、さまざまな排尿症状*を引き起こします。
原因は明らかではありませんが、男性ホルモンが関係していると考えられています。
*排尿症状は以下の症状です。
尿に勢いがない、残尿感がある、トイレが近い(頻尿)、夜トイレに何度も起きる(夜間頻尿)、尿がなかなか出ない、尿が途切れる、尿をするときに力む など

年齢だから当たり前、仕方ないと考えている方がまだまだ多いようですが、ひどい場合には、尿がでなくなる(尿閉)や腎臓の働きが障害されることもあります。
最近は内服薬が大変良く効くようになり、手術しなくてもよい方が増えています。 もし手術に至ってもお腹を切らずに内視鏡によるものが主流になっており、昔に比べて大変負担の少ない治療になっています。
また、前立腺肥大症だと思っている方の中に前立腺癌が発見されることも増えてきました。
上記のような症状がある場合は是非一度当院にご相談下さい。

前立腺炎について

前立腺炎は、急性前立腺炎と慢性前立腺炎に分けられ、尿検査、直腸診、尿培養検査、血液検査などを実施し、原因が細菌の関与であれば抗菌剤で薬物治療をします。

■急性前立腺炎

前立腺に生じる細菌感染症で、尿検査で膿尿・細菌尿が認められ、血液検査では、WBC(白血球数)の増加やCRP値(炎症反応)の増加が認められます。
原因菌を特定するため尿培養検査を実施し、抗菌薬の投与を行います。
また急性前立腺炎から慢性前立腺炎へ移行することもあります。

症状:
発熱、全身倦怠感、排尿時痛、頻尿、会陰部(肛門と外陰部(陰茎根)周辺)の不快感、尿の濁りなど

■慢性前立腺炎

細菌の関与する慢性細菌性前立腺炎と細菌の関与しない慢性前立腺炎に分けられ、局所症状の不定愁訴が主となります。細菌感染・物理刺激・アレルギーといった特定できる病因がある場合と、病因・病態が必ずしも明らかでない場合があります。ストレスやアレルギー、冷え性なども原因となる場合があります。

症状:
排尿がしにくい、残尿感がある、頻尿、排尿時に痛みがある、会陰部(肛門と外陰部(陰茎根)周辺)の不快感、射精時の不快感、精液に血が混じる(血液精症)など

長時間座位のドライバーやデスクワークの方、ロードバイクに乗られる方などが多いようです。
30~50歳代の方に好発しますが、10代後半~20歳代のケースもみられます。
治療には長期間(半年近く)かかる場合もありますので、根気良く病気と付き合うことが大切です。

※前立腺から分泌され尿中に含まれる白血球や赤血球、細菌の有無を調べるため、診察前と前立腺診察後の2回尿検査を実施いたします。

血液精症について

血液精症は、精液に血液が混ざることをいいます。
原因は明らかではありませんが、前立腺内の細い静脈が裂けて出血し、精液が赤くなったり血が混じったようになる状態です。血管がもろくなるのは前立腺の慢性的な炎症が原因ではないかとも言われています。
血液精症が続く場合は止血剤を併用しながら経過観察を行い、精密検査を行う場合もあります。気になる方はお気軽にご相談ください。

前立腺がんについて(PSA値)

前立腺がんは、前立腺にできるがんです。50歳以上の男性に好発します。
早期の症状は、自覚症状がほとんどありません。進行すると、排尿困難や血尿など排尿状態に影響を与え、さらに進行すると骨転移に伴う腰部や背部の痛みなどがみられます。
前立腺がんを早期発見するために有用な検査が、PSA*検査です。血液検査で前立腺の上皮細胞から分泌されるタンパクを調べることによって前立腺がんの可能性を調べます。
PSA*=prostate-specific antigen(前立腺特異抗原)

一般的に、基準値(4ng/mL以上)を超える場合、PSAが高いと言われ、精密検査が必要です。
しかし、PSAが高いと言われても、前立腺肥大症や前立腺炎などでも、PSA値が上昇する場合があり、他の検査結果(直腸診やMRI検査など)と総合的に判断し、前立腺がんと確定する必要があります。
検診結果でPSA値が高い場合や排尿困難など気になる症状がある場合はご相談ください。

※検診で精密検査となった場合は検診結果をお持ちいただき、受診時に受付スタッフにお渡しください。(最新の結果以外に過去の検診結果がある場合は、PSA値の推移も確認するためお持ちください)
※男性型脱毛症(AGA)や前立腺肥大症の治療薬として、5α還元酵素阻害薬やステロイド性抗アンドロゲン薬を服用している場合は、PSA値を低下するため、医師にお伝えいただき、お薬手帳をお見せください。

医院概要

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